弘法大師が諸国巡錫の際竹野町部落に立ち寄り良民の快いほどこしを受けたお礼にと
当時いつも水不足で困っていた良民のために手にしていた錫杖を土にさし、これをぬくと水が湧き出て窮状を窮状を救ったと伝えられる。
また万病に効く霊水として今も数多くの信者が訪れている。
水質は軟水(硬度45°)種の水で人体にふさわしい、弱アルカリ性である。
周辺の景観を整えるに当たり、石器時代のものと思われる石斧の様なものが出てきたところから、縄文時代頃には人間がこの清水を使用していたものと思われる。
以来、歴史に記されている中で、平影清が、源氏に敗れて九州宮崎に落ちのび部下の高梨の将門に命じ自らの守り本尊である千手観音を生まれ故郷の奥羽平沢(秋田県)の地にまつるよう頼んだ。将門は、北国街道を東に向かったが、この地に着いた時愛馬が倒れ、聞けば何かのゆかりやらこの地も同じ平沢と聞くと、愛馬を手厚く葬りそこに1本の欅の木を植えて、1庵を建て、護り本尊をまつったといわれてる。
以来芭蕉、良寛等文人、墨客の多くが通りかかり、この清水でのどをうるおし、しばし旅の疲れをいやした事であろうと昔が忍ばれる。
この清水も、ほとんど毎日信者が訪れいる。
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